
うちの会社ってブラックかも
友達の会社と比べるとうちの会社っておかしいかも
早く今の会社から抜け出したい
このような悩みを解決していきます。

この記事を書いている僕も、2度の転職経験があります。
本記事の内容
- もしかしてブラック企業かも!今すぐチェックできるブラック企業判定
- ブラック企業を事前に回避!入社前に判定する基準
- ブラック企業判定されている会社で働いている場合の対処法
今回はついてブラック企業の特徴を解説していきます。

この記事を読むことで、ブラック企業を事前に回避するポイントが分かりますよ。
Contents
もしかしてブラック企業かも!今すぐチェックできるブラック企業判定
もしかしてブラック企業かもしれないと不安な人は試すべき、今すぐチェックできるブラック企業判定項目について解説していきます。
今すぐ判断できるブラック企業診断チェック項目
- チェック項目①:労働時間
- チェック項目②:賃金
- チェック項目③:人間関係
- チェック項目④:その他
チェック項目①:労働時間
ブラック企業の場合には、労働時間に問題があります。
労働時間でのチェックポイント
- 長時間労働が常態化
- 休憩が取れない
- 休日が少なく有給が取れない
残業が当たり前になっていたり、休憩が確保できない状況は普通ではありません。
残業については、「月45時間、年間360時間」が基本となり、特別事項につき36協定を結んでいれば「1年に6回だけ月100時間、年間720時間」まで伸ばすことができます。
基本的に特別事項に該当し残業時間を伸ばすことできないため、「月45時間、年間360時間」をベースとした時に、月60時間や80時間程度残業をしている場合にはOUTです。
休憩についても労働基準法で「労働時間が6時間を超える場合には少なくとも45分、8時間を超える場合には1時間」は休憩を与えなければいけません。
また、休日も「1日8時間労働の場合には年間105日」は最低でも必要になります。
ほとんどの人は1日8時間労働に当てはまるはずなので、休日が基準を下回るとブラック企業と言えるでしょう。
有給の取得状況については、「年10日以上有給が付与される場合には年5日」は消化することが労働基準法の改訂によって義務化されています。
そもそも取得自体は個人の自由であるにも関わらず、規定の日付すら取得させないのは労働基準法に違反することになります。

労働基準法に違反する場合には問答無用でOUTです。
参考
残業時間に対する悩みついて詳しく解説しているので、チェックして見てください。
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チェック項目②:賃金
ブラック企業の場合には、賃金についても問題があります。
賃金でのチェックポイント
- 残業代が未払い
- 説明のない天引きをされる
- 最低賃金以下の給料
残業代については、元々の給料にみなし残業代が含まれている場合がありますが、みなし残業が含まれているからといって残業代を全く払わなくて言い訳ではありません。
みなし残業代についても、必ず30時間分などとみなし残業代と残業時間との関連性がわかるようになっています。
なので、みなし残業以上に残業が発生した場合には、超過分の残業代を支払う必要があります。
また、元々の給料が各都道府県毎に設定されている最低賃金を下回っている場合にはOUTです。
(参考:令和3年度地域別最低賃金改定状況)
月給制の場合には、「月給÷1ヶ月の平均所定労働時間」で算出された金額と、最低賃金を比較してください。
さらに、給料について会社独自のルールとして、本来給料から天引きされる必要のない費用まで勝手に引かれている場合があります。
本来勝手に天引きされても問題ないものは、「税金・社会保険料・雇用保険料」になります。
しかし、「社員旅行の積み立て・業務上の損失・遅刻や欠勤の罰金」などは勝手に天引きしてはいけないものです。
本人の同意もなく勝手に天引きされている場合には、違法になり返金を求めることが可能になります。

給料について給与明細に見覚えのない項目があった場合には、スルーせずにおかしいことだと認識しましょう。
参考
チェック項目③:人間関係
ブラック企業の場合には、人間関係についても問題があります。
人間関係でのチェックポイント
- パワハラセクハラが当たり前
- 離職率が高い
- 評価基準が曖昧
普段から職場内で、恫喝や暴力によって部下を従わせている場合にはパワハラが常態化している職場と言えるでしょう。
また、男女の扱いに差があったり不快な言動や行動をする場合には性別問わずセクハラになります。
ハラスメントの問題がある中で、上司や上層部が黙認していたり当事者になっている場合には、ハラスメントが根深い問題になっているため仕事をする環境に適していないでしょう。
ハラスメント以外にも過度なノルマや長時間労働によって、離職率が高い場合には問題が改善されないまま大量に採用し、すぐにほとんどの人が退職するサイクルを繰り返されています。
社員の定着率が低いと、「社員教育が整っていない」「管理体制が機能しない」などさまざまな問題が考えられます。
教育体制や管理体制が整っていない組織では、評価の基準も曖昧になっている場合が多いです。
明確な基準もなく評価する側の気分によって、降格処分や不当解雇された事例があれば間違いなくブラック企業に当てはまります。

ハラスメントが常態化している職場は、問題の原因が根深いため注意しましょう。
参考
人間関係に関する悩みについて詳しく解説しているので、チェックして見てください。
社会人の9割が職場に不満!上司ガチャでハズレを引いた時の対処法
職場ぼっちのままいるのが楽なのは勘違い【放置し続けるのは危険】
チェック項目④:その他
ブラック企業の場合には、労働時間・賃金・人間関係以外についても問題があります。
労働時間・賃金・人間関係以外のチェックポイント
- 退職させない
- 自己都合の退職に追い込む
- 労災を認めようとしない
そもそも退職しようとしても、無理に引き止めてくる場合があります。
引き止める文句として、「今まで育てたのに・お前は他の会社行ってもどうせ無理・退職は絶対に認めない」などが良く言われます。
1つの会社に居続けなければいけないルールなどはもちろんありませんし、会社としては社員の辞める意思を拒否することができません。
また、会社側が辞めさせたい人に対しては洗脳したり精神的に追い込むなどして、自己都合での退職へ追い込みます。
社員を追い込んで退職するように仕向ける職場は、間違いなくブラック企業です。
中には、明らかな仕事中のケガにも関わらず労災認定しない場合があります。
労災認定することで、「労働基準監督署からの監査対象になる」「保険料が高くなる」などのデメリットがあります。
なので、会社側としては社員のことよりも自分たちの立場のために労災認定しないことがあります。
退職にしても労災認定にしても、社員のことを思った判断ができない会社では社員のことをコマとしか認識していません。

社員を大切にしないボロボロになるまで使い潰す気満々の会社は、間違いなくブラック企業と言えるでしょう。
参考
劣悪な環境で働くリスクについて詳しく解説しているので、チェックして見てください。
終わっている会社の特徴を解説!手遅れになる前に転職するしかない!
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ブラック企業を事前に回避!入社前に判定する基準
ブラック企業を事前に回避するために把握しておくべき入社前に判定する基準について解説していきます。
入社前にチェックすべき基準
- 求人情報
- 会社説明会
- 面接
求人情報
まずは、求人情報の時点で気をつけるべきポイントを見ていきましょう。
求人情報の時点で気をつけるべきポイント
- エントリー基準のハードルが低い
- 初任給が高すぎる
- 熱意や夢ややりがいを多用する
求人のエントリー基準が実務経験やスキルを問わない場合には、ブラックである可能性があります。
即戦力として採用するつもりがない場合考えられるのは、人の出入りが多いためとりあえず採用人数を増やして仕事を回そうとすることです。
なので、未経験での採用を積極的に行っていたり、初任給を高めに設定していることがあります。
もちろん、ブラック企業でなくても事業拡大のために未経験の採用を行っている場合があります。
ブラック企業以外で未経験の採用を行っている場合のは、求人の長期間掲載しない傾向があるので、いつ見ても未経験を積極的に採用している場合には注意しましょう。
また、求人情報内で見られる「熱意・夢・やりがい」など抽象的な表現を多用している場合には、雰囲気だけで良い会社だと思わせようとしています。
抽象的な言葉でしか会社の魅力が説明できない会社は、入社後に過度な労働を強いられる場合が多いです。

企業選びを行う時は一時の感情に左右されず会社について理解を深めてから判断しましょう。
参考
会社説明会
次に、会社説明会の時点で気をつけるべきポイントを見ていきましょう。
会社説明会の時点で気をつけるべきポイント
- 精神論を熱く語る
- 現役社員の話が聞けない
- オフィス以外の場所をあえて利用する
会社説明において、精神論を熱く語り「この会社は社員のことを考えている」と思わせるような話しかしない場合には、入社後後悔することになるでしょう。
特に、「やる気・熱意・根性」などの言葉を多用してその場を乗り切ろうとする場合には、完全にOUTです。
ブラック企業であると疑わしい会社の場合には、会社説明の際に現役の社員の話が聞けることはまずありません。
実際に働いている社員を見せてしまうと、どれほど過酷な環境で働いているかがわかってしまうからです。
同様に、会社説明会の会場についてもわざわざ会社とは別の会場で行われます。
会社内で行うと、普段から飛び交っている罵声や怒号が聞こえてしまったり、疲弊しきった社員に鉢合わせする可能性があるからです。
健全な会社であれば、いつどの社員にあっても後ろめたく感じることはありません。

会社の実態を悟られないように誤魔化しているように感じられるのであれば、その会社は避けるべきです。
面接
面接の時点で気をつけるべきポイントを見ていきましょう。
面接の時点で気をつけるべきポイント
- 質問より雑談が多め
- 労働条件についての説明が曖昧
- 内定までのスピードが早い
面接では本来、「会社が求める人材か」「入社後上手くやっていけそうか」などをメインにチェックしています。
しかし、質問が少なくほとんど雑談で終わってしまう面接では自分のことを理解してもらうのは難しいです。
また、雑談が多い場合には入社後の業務内容や労働条件について質問しても、軽く受け流れされてしまうでしょう。
相手にとって都合の悪いことを探られないようにするためにもフランクさを装っているため、面接中ほとんど雑談をしている場合には注意しましょう。
面接終了後に内定の通知がすぐくる場合には、同様に注意する必要があります。
内定を早めにもらえることは一見良いことに思えます。
しかし、会社としては採用枠が限られ採用活動にコストがかかっている以上、採用ミスのリスクは減らしたいはずです。
なのに、面接が終わってからすぐに内定を出す場合には、とりあえず人手を補充することが目的にあると考えられるため、入社しても使い潰されるでしょう。

会社としてもミスマッチはなくしたいはずなので、フランクすぎる雰囲気か軽いノリで内定を出す会社はなるべく避けましょう。
ブラック企業判定されている会社で働いている場合の対処法
ブラック企業判定されている会社で働いている場合の対処法について解説していきます。
ブラック企業判定されている会社で働いている場合の対処法
- 改善を要求する
- 退職し身の安全を確保する
- 転職活動を始める
改善を要求する
今の職場で働き続けたい場合には、労働組合や労働基準監督署へ相談しましょう。
相談の結果次第では、労働基準監督署の調査が入り会社として対応をする必要が発生します。
ですが、相談したからと言って100%改善される訳ではありません。
中には思うような結果にならずSNS上に会社の悪口を投稿する場合があります。
会社への誹謗中傷が発覚すると、名誉毀損を理由に損害賠償請求をされることがあるので、安易に会社の批判をSNSに公開することは辞めましょう。

社内外で相談できる環境を上手く利用して、今抱えている問題を解消しましょう。
退職し身の安全を確保する
現在の職場が働くことに大きな支障をきたす場合には、自分のためにも退職を決断しましょう。
我慢できる程度の辛さや大変さであれば、安易に退職することはおすすめ出来ません。
しかし、自分の精神状態や健康状態が悪化するような環境にいる場合には、早急に身の安全の確保を最優先すべきです。
直接上司へ退職の意思表示が出来ない場合には、退職代行サービスを利用すると良いでしょう。

退職が言い辛いから我慢するのではなく、自分の将来のために退職を決断しましょう。
参考
転職活動を始める
今の職場で働き続けるメリットややりがいを感じない場合、わざわざブラック企業に居続ける必要はありません。
自分の経験やスキルを活かせる環境は、他の職場にもあるので無理に今の職場にこだわらなくてOKです。
なので、自分の中で転職先の条件を絞り、現実的に転職できそうな企業を探してみましょう。
求人情報だけでは会社の実情が分からず不安であれば、転職エージェントに相談するのがおすすめです。
転職エージェントでは、希望の条件に沿った求人の紹介以外にも求人を出している企業の労働環境などの出回らない情報まで把握しています。
エントリー前の段階から、求人情報に掲載されていない情報も踏まえて企業選びができるので安心して転職活動ができます。

会社の実情を把握するためには、会社の口コミサイトも一緒に活用しましょう。
参考
まとめ:ブラック企業として判定できてしまうなら今すぐ転職準備をするべき
今回お伝えした内容を踏まえて、ブラック企業として判定できてしまうなら今すぐ転職準備をするべきです。
仕事内容に対して不満がなく、わざわざ転職するのが面倒だと感じるかもしれません。
ですが、今の仕事を自分の心と体を犠牲にしてまでやるべきことなのかを考えてみましょう。
もしかしたら、今の環境に慣れすぎて会社のために尽くすことが正義だと勘違いしているのではないでしょうか。
ブラック企業から抜け出すのは容易ではありません。
正常な判断ができるうちに健全な会社へ行く準備を進めておきましょう。
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