
退職をギリギリまで言いたくない
上司には早めに伝えた方がいいのか
ギリギリまで言わないリスクはあるのか
このような悩みを解決していきます。

この記事を書いている僕も、2度の転職経験があります。
本記事の内容
- 退職はギリギリまで言わなくても大丈夫?
- 退職をギリギリまで言わないメリット
- 退職をギリギリまで言わないリスク・注意点
- 退職をギリギリまで言わない場合でも上司には先に伝えるべき
- どうしても退職を当日ギリギリまで言わない方法を選択したい場合
今回は退職はギリギリまで言わなくても大丈夫なのか解説していきます。

この記事を読むことで、退職を先に伝えなければいけない相手が分かりますよ。
Contents
退職はギリギリまで言わなくても大丈夫?
退職はギリギリまで言わなくても大丈夫なのかと疑問に感じているのではないでしょうか。

法律上では、2週間あれば退職できることになっています。
なので、退職したい日付から2週間前に退職を申し出ればOKだと思うかもしれません。
ですが、必ずしも2週間後に退職できる訳ではないので、注意してください。
2週間で退職するために知っておくべき注意点
- 対象となるのは、雇用に期限のない正社員のみ
- 契約社員やパートは対象外
- 月給制の場合には、給与計算の前半に申し出る必要がある
給与計算の前半とは、どのようなケースを指しているのか説明していきます。
例えば、月末締めの場合には給与計算の前半とは15日までとなります。
そのため、16日以降に退職を申し出た場合には、来月まで待たなければいけません。
締め日が月末以外の場合には、給与計算の前半に当てはまる日付も変わるので注意しましょう。

退職日を決める上で就業規則も必ず確認してください。
退職する時に会社とトラブルを起こさないためにも、就業規則を事前に確認しておきましょう。
就業規則には、「退職日の◯日前までに申し出ること」など、退職までに必要な期間が定められています。

会社の規定に合わせて退職日を決めることで、余計な不安やストレスを感じることなく退職できます。
参考
退職をギリギリまで言わないメリット
退職をギリギリまで言わないメリットについて解説していきます。
退職をギリギリまで言わないメリット
- 無理な引き止めに合わない
- 周囲から詮索されにくい
- 退職日までの気まずい期間が短くなる
無理な引き止めに合わない
1つ目は、無理な引き止めに合わないことです。
退職日まで期間がある状態で会社側に退職の意思を伝えると、引き止めに合います。
中には、「威圧的な態度で罵倒する」「情に訴えかけて引き止める」など。
「退職すること=悪いこと」のように誘導してきます。
ですが、ギリギリまで言わないことで引き止められるリスクを減らすことができます。

引き止める理由の大半は、「上司自身が評価を下げたくない」など保身のための理由です。
参考
周囲から詮索されにくい
2つ目は、周囲から詮索されにくいことです。
「辞めたら何をするのか」「本当はなんで辞めるのか」などを根掘り葉掘り聞いてくる人は、どの職場にも必ずいます。
正直「あなたには関係ないからほっといて」と思うかもしれませんが、中々ストレートには言えず我慢するしかありません。
ギリギリまで言わないことで、退職日までの余計なストレスが軽減できます。

場合によっては事実とは違う噂が流れる可能性があるので、できるだけギリギリまで黙っておきましょう。
退職日までの気まずい期間が短くなる
3つ目は、退職日までの気まずい期間が短くなることです。
退職することを周囲が知った時に、優しく送り出してくれる人ばかりだとは限りません。
中には、「こんなに忙しいのに辞めるなんて非常識」などの考える人もいます。
誰かが抜けることで残された人の負担が多くなるため、冷たい視線を向けられるのは納得せざるおえません。
ギリギリまで退職を伝えないことで、居づらさや気まずさを感じる期間を短くできます。

退職日までの期間が長いほどしんどいため、退職を伝えるタイミングは考えましょう。
参考
退職をギリギリまで言わないリスク・注意点
退職をギリギリまで言わないリスク・注意点について解説していきます。
退職をギリギリまで言わないリスク・注意点
- 嫌がらせをされる
- 人間関係に支障が出る
- 本当のことが言えず罪悪感を感じる
嫌がらせをされる
1つ目は、嫌がらせをされることです。
今まで仲がよかったのに、退職するとわかった途端態度が冷たくなる人が中にはいます。
中には、「辞めるせいで今よりも忙しくなる」「残る人の気持ちも考えろ」など。
勝手に悪者扱いされてしまうこともあります。
ですが、退職するのも働き続けるのも、周囲が決められることではありません。
なので落ち込む必要はなく、むしろ職場の人の本性を知るきっかけになったと思えばラッキーですね。

退職することに文句を言う人たちと関わっていても良いことはありません。
人間関係に支障が出る
2つ目は、人間関係に支障が出ることです。
退職することをギリギリまで言わないことで、相手からがっかりされてしまうことがあります。
自分としては「余計なトラブルに巻き込まれないため」に黙っていても、相手からすると「仲がいいと思っていたのに信頼されていなかった」と感じてしまいます。
プライベートでの関わりがない人であれば、退職後に関わる機会が減るのであまり気にする必要はありません。
ですが、退職後も関わりが続く相手であれば、退職してから連絡をとり人間関係を復旧させることをオススメします。

退職後に「実は〇〇な理由があって言えなかった」とフォローを入れるようにしましょう。
本当のことが言えず罪悪感を感じる
3つ目は、本当のことが言えず罪悪感を感じることです。
周囲に退職することが言えないモヤモヤを抱えながら、いつも通りに過ごすことに違和感を感じるかもしれません。
「言いたいけど言って変な噂が流れたらどうしよう」と悩むと、また本当のことを言うのに躊躇してしまいます。
ですが、退職を言わないことは周囲を騙している訳ではないので、あまり自分を責めないようにしましょう。

職場の人に動揺を与えないためにも、あえて言わない方が良いケースもあります。
退職をギリギリまで言わない場合でも上司には先に伝えるべき
退職をギリギリまで言わない場合でも上司には先に伝えるべきです。

なぜなら、上司が退職後の業務調整を行うからです。
退職交渉において、会社側が気にするポイントは「業務を誰にどのように引き継ぐか」になります。
すぐに後任を見つけられる訳もないので、余裕を持ったスケジュールで退職交渉をする必要があります。
なので、直属の上司には早めに退職を伝えるようにしましょう。
また、有給消化に関しても上司からの承認が必須になります。
上司からの信頼を崩してしまうと、当初「退職日までは有給消化して過ごす」と予定していたプランが崩れることにも繋がります。

会社のためだけでなく、自分自身のためにも上司には先に伝えてください。
参考
どうしても退職を当日ギリギリまで言わない方法を選択したい場合
どうしても退職を当日ギリギリまで言わない方法を選択したい場合について解説していきます。

解決策としては、退職代行サービスを利用することです。
退職代行サービスを利用することで、自分から上司へ退職を伝える必要がなくなります。
なので、退職交渉で発生するストレスを軽減することにも繋がります。
退職交渉で発生するストレス
- 無理な引き止めに合う
- 周囲から詮索される
- 退職日までの期間が気まずい
ただし、退職代行を利用する場合は、自分の口から会社に対して退職を申し出る訳ではないので迷惑はかかります。
ですが、直接退職を言いたくないと思うほどの理由があるはず。
「退職が言いづらいから辞められない」と悩むのであれば、退職代行サービスを利用して新しい環境で再スタートするのも1つの手段です。

自分の将来にとって今すぐ退職すべきなのであれば、退職代行サービスの利用を検討してください。
参考
まとめ:退職をギリギリまで言わないで良いかは相手次第
退職をギリギリまで言わないで良いかは相手次第になります。
同僚や先輩であれば、必ず退職することを伝える必要はありません。
ですが、上司に関しては先ほどお伝えしたように会社のためにも自分のためにも先に伝えるようにしましょう。
ただし、職場の雰囲気的に「退職を言い出すのは絶対に無理」な環境にいる人もいるかもしれません。
どうしても退職したいと言えない場合には、退職代行サービスを利用することをオススメします。
5年後・10年後に「あの時退職すると言えばよかった」と後悔しないために必要な行動を選択しましょう。
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