
最終面接って何を聞かれるのか
顔合わせ程度の認識で間違い無いのか
逆質問って何を聞けばいいのか
このような悩みを解決していきます。

この記事を書いている僕も、2度の転職経験があります。
本記事の内容
- 転職の最終面接の目的と必要な心構え
- 転職の最終面接で聞かれる質問集
- 転職の最終面接で聞くと評価アップ!聞いておくべき逆質問
- 転職の最終面接終了後に注意すべきポイント
- 転職の最終面接に自信がないなら転職のプロからアドバイスをもらおう
今回は最終面接の対策方法について解説していきます。

この記事を読むことで、最終面接を行う目的や内定をもらうためにやるべきことが分かりますよ。
Contents
転職の最終面接の目的と必要な心構え
転職の最終面接の目的と必要な心構えについて見ていきましょう。
転職の最終面接の目的と必要な心構え
- 最終面接の目的
- 最終面接でチェックされるポイント
- 最終面接で落ちる人の特徴
最終面接の目的
まずは、最終面接の目的です。

顔合わせの場と勘違いしがちですが、れっきとして選考の場なので気を抜かないようにしましょう。
いくら一次・二次面接で手応えを感じても、最終面接が不十分だと落とされます。
企業ごとに異なるものの、最終面接の通過率は約50%と言われるほど狭き門です。
なので、最終面接まで進んだから内定がもらえると油断しないようにしてください。

最終面接でチェックされるポイントを見ていきましょう。
最終面接でチェックされるポイント
最終面接では、大きく分けて3つのポイントがチェックされます。
最終面接でチェックされるポイント
- 入社意欲の高さ
- 入社後の貢献度の期待値
- 将来のキャリアビジョンと企業理念のマッチ具合
最終面接は、内定を出すかを決める重要な局面なので入社意欲や貢献度を慎重に見ています。
せっかく一緒に働くのであれば、企業側としては長い期間ともにできる社員を選びたいと考えるでしょう。
また、新たに採用するにあたって見えない部分で多くの時間やお金が動いています。
企業側としては、時間やお金などのコストをかけて採用したからにはミスマッチによる早期退職は絶対に避けなければいけません。

ミスマッチがないように将来的なキャリアビジョンも企業側としては気になるポイントです。
最終面接で落ちる人の特徴
続いて、最終面接で落ちる人の特徴を見ていきましょう。
最終面接で落ちる人の特徴
- 企業との価値観が合わない
- 転職にかける意志が弱い
- 面接での受け答えに一貫性がない
企業との価値観が合わない
まずは、企業との価値観が合わない人です。
企業側の考えに共感できないと、最終面接では落とされてしまいます。
仕事や人生における価値観に対する質問が最終面接では増えます。

あらかじめ自分の価値観をもう一度整理してください。
転職にかける意志が弱い
次に、転職にかける意志が弱い人です。
なんとなくで転職をしたいと思っている場合には、転職後も同じような感覚に陥りすぐ辞めてしまうリスクがあります。
また、第一志望ではないことを嘘で誤魔化そうとするのも、印象がよくありません。

その場しのぎの嘘ではなく、本音で企業側と話しましょう。
面接での受け答えに一貫性がない
最後に、面接での受け答えに一貫性がない人です。
一次面接や二次面接での回答内容がブレていると、回答内容への信用がなくなります。
面接での回答は全て共有されているため、嘘をついてもすぐにバレます。
なので、同じ質問をされても回答内容は変えなくてOK。

同じ質問をされても慌てず自分の気持ちを整理して話すことを心がけましょう。
転職の最終面接で聞かれる質問集
転職の最終面接で聞かれる質問集について解説していきます。
転職の最終面接で聞かれる質問集
- 前職の退職理由
- 他社ではなく当社を応募した理由
- 当社で実現したいことは何か
- 他社の選考状況について
- 最後に伝えておくべきことはあるか
前職の退職理由
1つ目は、前職の退職理由です。
なぜ退職したのかを質問することで、転職への本気度を確かめています。
目的もなく退職していると感じられてしまうと、考えが甘いと判断される可能性も。
面接では、「なぜ退職しなければいけなかったのでしょうか?」「わざわざ退職してまでやりたいことがあるのでしょうか?」と質問されます。

面接官を納得させられるように事前に準備しておきましょう。
他社ではなく当社を応募した理由
2つ目は、他社ではなく当社を応募した理由です。
他社を比較対象とすることで、入社への本気度を確かめています。
面接では、「なぜ他の競業他社ではなく当社を選んだのでしょうか?」と質問されます。

自分なりにリサーチした結果を交ぜながら志望動機を伝えると効果的です。
当社で実現したいことは何か
3つ目は、当社で実現したいことは何かといった質問についてです。
入社後やりたいことを確認することで、キャリアプランと会社の方針がマッチしているかと確かめています。
キャリアプランと会社の方針がマッチしているかは、入社後にモチベーションを維持しながら働けるかに関わる重要なポイントです。

会社の方針を踏まえて実現したいことを考えておくと良い印象が与えられるでしょう。
他社の選考状況について
4つ目は、他社の選考状況についてです。
選考状況を確認することで、志望動機や転職理由に矛盾がないかを確かめています。
面接では、「他の企業の選考状況はどうですか?」と質問されます。
複数の業種の選考中の場合、受けている企業と同じ業種に限って回答しましょう。

一貫性のない業種の企業に関する選考状況を伝えると、「この業界への転職意欲は低いかも」と思われます。
最後に伝えておくべきことはあるか
5つ目は、最後に伝えておくべきことはあるかといった質問についてです。
最後にアピールする場を設けることで、対応力や人柄を確かめています。
ありませんと伝えるよりも、面接の機会を設けてもらったことへの感謝や再度入社への熱意を伝えましょう。

面接内で話したことを繰り返すのではなく、要点をまとめて簡潔にアピールすると好印象を与えられます。
転職の最終面接で聞くと評価アップ!投げかけるべき逆質問
転職の最終面接で聞くと評価アップする、投げかけるべき逆質問について解説していきます。
転職の最終面接で聞くと評価アップ!投げかけるべき逆質問
- 会社の方針に関する質問
- 事業内容に関する質問
会社の方針に関する質問
1つ目は、会社の方針に関する質問です。
最終面接の面接官は役員以上の役職者が多いため、普段から会社全体を見ています。
役員以上の役職者は、企業の今後の展望が見えている可能性が高いためより企業への理解を深めるチャンスです。
会社の方針に関する質問
- 企業理念を実現するために大切にしていることはありますか?
- 直近で抱えている企業としての課題を教えていただけますか?
- 入社させて頂いた際には、〇〇の仕事にも挑戦したいと考えていますが挑戦の機会はありますか?
逆質問では、企業の現状だけでなく将来的な話を質問することで、入社後働いている姿を見据えていることをアピールできます。

入社後を見据えた姿勢をアピールすることで、入社意欲の高さを伝えられます。
事業内容に関する質問
2つ目は、事業内容に関する質問です。
事業内容に関する逆質問では、企業への関心の高さをアピールできます。
ですが、企業HPに載っている内容を質問してしまうと、下調べ不足から印象が悪くなることもあるので注意が必要です。
事業内容に関する質問
- 主力事業は〇〇だと思いますが、今後の展望などお伺いできますか?
- 〇〇事業の課題解決において必要なスキルやどのような視点が必要でしょうか?
- 新規事業の立ち上げにも興味があるのですが、今後機会があれば参加することは可能でしょうか?
事業内容に関する逆質問をする場合には、意見を求められる可能性があります。
なので、あらかじめ自分なりの回答を用意した上で、質問を投げかけるようにしましょう。

自分なりの回答を持つためにも、事前の企業分析が重要です。
転職の最終面接終了後に注意すべきポイント
転職の最終面接終了後に注意すべきポイントについて解説していきます。
転職の最終面接終了後に注意すべきポイント
- 最終面接終了後はお礼メールを送る
- その場では採用を承諾しない
- 期限は過ぎても回答がなければ確認の連絡をする
最終面接終了後はお礼メールを送る
1つ目は、最終面接終了後はお礼メールを送ることです。
お礼メールを送ることで印象が良くなることよりも、お礼メールを送らないことで印象が悪くなることを避ける意図があります。
採用活動には時間やお金だけでなく体力面も非常に消耗します。
対応してくれた感謝の意味を込めて社会人のマナーとして送ることを心がけましょう。
お礼メールの例文
【件名】
最終面接のお礼【本文】
株式会社○○ 人事部長 ○○様お世話になっております。
本日、最終面接を受けさせていただきました(フルネーム)と申します。
ご多忙の中、お時間をいただき誠にありがとうございました。
貴社の事業に対する考え方を深く知ることができ、 より一層一緒に働かせて頂きたいと率直に感じ、貴社への志望度が高まりました。
もし貴社に入社できましたら、自分の力で貢献できるように尽力しつつ、 さらに日々精進し成長していきたいと思います。
取り急ぎ面接の御礼を申し上げます。
ご多忙かと存じますので、返信は不要でございます。
引き続き何卒よろしくお願いいたします。
氏名:(フルネーム)
連絡先:(住所・電話番号)
アドレス:(パソコン用のメールアドレス)

最終面接を通して感じたことや学んだことを交えて簡潔にまとめましょう。
その場では採用を承諾しない
2つ目は、その場で採用を承諾しないことです。
企業によっては、その場で内定を伝える場合があります。
面接中は緊張状態に冷静な判断ができません。
一度内定を承諾してしまうと給料や待遇面での交渉が難しくなります。

後から後悔しないためにも、一度冷静になってから状況を整理し判断しましょう。
期限は過ぎても回答がなければ確認の連絡をする
3つ目は、期限が過ぎても回答がなければ確認の連絡をすることです。
合否の回答期限が過ぎても音沙汰がなければ、確認の連絡をしましょう。
採用担当者が連絡したつもりになっている場合もあるので、「連絡しても大丈夫かな」「いつまで待てばいいのか」などと悩まなくてOK。
仮に採用担当者が連絡したつもりだと、「内定に対する折り返しがない」と判断され内定取り消しになる場合もあります。

せっかく掴んだチャンスを逃さないためにも、合否の回答期限が過ぎたら確認の連絡をしてください。
転職の最終面接に自信がないなら転職のプロからアドバイスをもらおう
転職の最終面接に自信がないなら転職のプロからアドバイスをもらいましょう。
転職エージェントでは、最終面接に対するアドバイスだけでなく業種に関する専門的な情報も教えてくれます。
オススメの転職エージェント

転職エージェントの数は多く、どの転職エージェントがいいのか迷いますよね。
自分に合ったキャリアアドバイザーを見つけるためにも、複数の転職エージェントに登録しその中から絞ることをオススメします。
相性の良いキャリアアドバイザーを見つけられるかが転職成功の鍵を握っています。

正しい転職エージェントの利用法を理解し、心強いパートナーを見つけましょう。
参考
転職エージェントの正しい利用方法について詳しく解説しているので、チェックして見てください。
転職するなら転職エージェントの利用は必須!正しい選び方を徹底解説
転職エージェントを複数利用するメリットと注意点!活用方法も解説
まとめ:転職を成功させるためにも最終面接の対策は入念に
転職を成功させるためにも最終面接の対策は入念にしましょう。
先ほどお伝えした最終面接でチェックされるポイントや落ちる人の特徴を理解した上で、事前の準備を行うことが大切です。
最終面接でチェックされるポイント
- 入社意欲の高さ
- 入社後の貢献度の期待値
- 将来のキャリアビジョンと企業理念のマッチ具合
もし自分だけで最終面接の準備をするのが不安なら、転職エージェントの利用をオススメします。
転職エージェントは無料で利用できるので、利用するか迷っている方はぜひ利用してみてください。
後々後悔しないためにやれることを全てやり切って最終面接に臨みましょう。
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