
転職の面接って何を聞かれるのか
面接で聞かれる内容の流れを知りたい
好印象を残す回答の仕方を知りたい
このような悩みを解決していきます。

この記事を書いている僕も、2度の転職経験があります。
本記事の内容
- 転職の面接の流れ|必ず聞かれる質問と回答
- 転職先との相性確認目的|よく聞かれる質問と回答
- 転職先の規模別|よく聞かれる質問と回答
- 転職者の経歴別|よく聞かれる質問と回答
- 転職者の年代別|よく聞かれる質問と回答
- 転職の面接で面接官に好印象を残す!質問に対する回答のコツ
今回は転職の面接の流れとよく聞かれる質問について解説していきます。

この記事を読むことで、転職の面接で回答を準備すべき質問が分かりますよ。
Contents
転職の面接の流れ|必ず聞かれる質問と回答
転職の面接の流れと必ず聞かれる質問と回答について解説していきます。
転職の面接の流れ|必ず聞かれる質問と回答
- 自己紹介
- 転職理由・志望動機
- 自己PR
- 逆質問
自己紹介
まずは、自己紹介です。
自己紹介では、最終学歴から今に至るまでの経緯を1分程度でまとめましょう。
自己紹介の内容
- 面接の機会を頂いたことへのお礼
- 氏名
- 卒業した学校名・学科
- 新卒で入社した会社名・事業内容
- 配属先の部署名・業務内容
- 簡単な自己PR
回答例
本日はお忙しい中面接のお時間を頂き、ありがとうございます。
〇〇 〇〇と申します。
〇〇大学□□学部を△△年に卒業し、その後株式会社〇〇へ入社しました。
株式会社〇〇は〇〇を行っている会社で、私は〇〇部へ配属になり□□に関する業務を○年間行っておりました。
前職で培った経験を活かし、御社の業務に貢献できるよう一生懸命頑張りたいと思っております。
よろしくお願いします。

一度自分が考えた内容を声に出して時間を測ってみましょう。
転職理由・志望動機
次に、転職理由・志望動機です。
入社後早期退職しないかが見られるため、転職理由はポジティブな内容である必要があります。
回答例
前職では、営業として主に新規顧客の開拓を担当しておりました。
契約獲得後のお客様へのフォローは別部署のカスタマーサポートが対応していたため、長期的な関係性を築くことが難しい環境でした。
お客様から契約を頂けることへのやりがいを感じておりました。
しかし、営業職としてステップアップやお客様と長期的な関係を築きたいなどの思いがあり、今回転職を決心しました。

前職を悪く言うような表現は避け、必ず前向きな理由に置き換えましょう。
また、志望動機に関して入社意欲の高さを見られる重要な質問です。
「他社ではいけない理由」や「自分は何が貢献できるか」なども交えて内容を考えましょう。
回答例
前職では、アパレルショップの販売員として接客をしていました。
日々の業務では、来店されたお客様が快適に買い物できる空間作りを意識して行っていました。
その中で、人と企業を繋ぐことで社会貢献されている御社を知り、多くの人の役に立てる仕事がしたいと感じ、御社を志望しました。
前職での販売員としての経験を活かし、お客様の関係構築や契約獲得後のフォローなどで御社の売上拡大に貢献していきたいと考えています。

志望動機では、企業のどこに魅力を感じたかを明確にしましょう。
自己PR
転職理由・志望動機の後は、自己PRです。
企業側が求めている人物像を理解した上で、具体的なエピソードを交えて自分の長所をアピールすることが大切です。
回答例
私の長所は、コミュニケーション力の高さです。
前職では、web広告の営業を行っておりました。
新規顧客の獲得のためにwebに対する知識を身につけ、日々の営業活動をおこなっていました。
中でも、顧客満足度を高めるために契約後のアフターケアも注力し信頼関係を深めていきました。
結果として、既存顧客からの新たな契約と新たな企業様を紹介してもらえることになり、紹介での顧客獲得ができました。

複数用意するのではなく、応募企業にささる長所を1つに絞って考えましょう。
逆質問
最後は、逆質問です。
入社意欲を確認するための逆質問なので、「ありません」はNG。
回答例
- 御社の営業職の方の1日の流れを教えて頂きたいです
- 入社までの準備しておくべきことはありますか
- 御社が求める人材として、最も重視している要素はありますか

求人情報や会社HPには載っていない情報を聞くことが正解です。
転職先との相性確認目的|よく聞かれる質問と回答
転職先との相性確認目的のよく聞かれる質問と回答について解説していきます。
転職先との相性確認目的|よく聞かれる質問と回答
- 仕事に対する価値観
- チームワーク
- 行動力
- キャリアビジョン
仕事に対する価値観
1つ目は、仕事に対する価値観に関する質問です。
質問内容
あなたが仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
回答例
私が仕事をする上で大切にしていることは、周囲とコミュニケーションを取ることです。
仕事の質を高める上でも、円滑に仕事を進める上でも周囲との連携は必要だと思っているので、普段から周囲と良好な関係性を築くように心がけています。

会社のカルチャーにマッチした回答をすることで、面接の成功率は上がります。
チームワーク
2つ目は、チームワークに関する質問です。
質問内容
あなたはチームで成果を上げた経験はありますか?
また、チームとして成果を上げるために心がけたことはありますか?
回答例
前職では、新規開拓専門のチームで稼働した経験があります。
会社として初めての取り組みだったため、試行錯誤しながらの取り組みになりましたが、意見が出しやすいように、積極的に周囲とコミュニケーションを取るように意識しました。
結果として、目標の新規クライアント獲得数を120%達成し、目標達成後には周囲から〇〇さんのおかげで仕事がやりやすかったと感謝の言葉をもらうことができました。

自分なりにチームワークには何が大切なのかを考えておきましょう。
行動力
3つ目は、行動力に関する質問です。
質問内容
過去に会社から行動力が求められる仕事を依頼された経験はありますか?
回答例
はい、あります。
前職では、自分で課題を見つけて解決するといった仕事の進め方が車内で浸透していたので、行動力には自信があります。

具体的なエピソードも交えるとより信憑性が増します。
キャリアビジョン
4つ目は、キャリアビジョンに関する質問です。
質問内容
将来成し遂げたい目標はありますか?
また、3~4年後のキャリアビジョンがあれば教えて頂きたです。
回答例
将来的には、自分で事業を立ち上げたいと思っています。
そのために、新規プロジェクト立ち上げを経験し、スキルアップと共に社会人としての経験値を積みたいと考えています。

キャリアビジョンは会社の方針とマッチするかが重要なので、あらかじめ確認しておきましょう。
場合によっては、独立意欲があるとマイナスイメージなります。
転職先の規模別|よく聞かれる質問と回答
転職先の規模別のよく聞かれる質問と回答について解説していきます。
転職先の規模別|よく聞かれる質問と回答
- ベンチャー・中小企業の場合
- 大手企業の場合
ベンチャー・中小企業の場合
まずは、ベンチャーや中小企業の場合です。
質問内容
弊社のどのような点に魅力を感じましたか?
回答例
御社の〇〇というカルチャーに共感し、魅力を感じました。
私の仕事選びの軸とも御社の〇〇がマッチしていたため、ぜひ御社で働きたいと思い〇〇職を志望しました。

会社と同じ方向を向いていける人材かをチェックしているため、会社の考え方に共感できるかは重要なポイントです。
大手企業の場合
続いて、大手企業の場合です。
質問内容
他社との交渉経験はありますか?
また、長期的なプロジェクトへ参加した経験はありますか?
回答例
交渉経験に関しては、前職でクライアントと金銭面の交渉をした経験があります。
交渉をする時には、目先の利益ばかりに囚われず長期的に見て、会社へ利益をもたらすことができるかをポイントとして行っていました。
また、長期プロジェクトの参加に関しても経験があります。
新サービスのリリースに向けて、2年間プロジェクトリーダーを担当し無事リリースしました。

大手企業の場合には、「交渉力」「プロジェクトマネージャー経験」を見られる傾向があります。
転職者の経歴別|よく聞かれる質問と回答
転職者の経歴別でよく聞かれる質問と回答について解説していきます。
転職者の経歴別|よく聞かれる質問と回答
- 異業種へ未経験から挑戦する場合
- 初めての転職の場合
- 転職回数が多い場合
- ブランクがある場合
異業種へ未経験から挑戦する場合
1つ目は、異業種へ未経験から挑戦する場合です。
質問内容
なぜ未経験の業種へ挑戦しようとおもったのですか?
回答例
今回転職を考えている〇〇業界は、今後市場規模が伸びると期待されているからです。
また、前職で身につけた〇〇のスキルを活かすことができると考えています。
未経験からの挑戦であっても意欲的に取り組んでいきたいと思っています。

未経験からの挑戦の場合には、「新たな環境に身をおく覚悟」を示すことが大切です。
初めての転職の場合
2つ目は、初めての転職の場合です。
質問内容
新しい環境で1からスタートすることに不安はありませんか?
回答例
はい。不安はありません。
事前に御社のHPから社員の方が意欲的に働く姿が感じ取れたので、自分の性格に合っていると感じています。

事前のリサーチ結果から、新しい環境へ順応できることをアピールしましょう。
転職回数が多い場合
3つ目は、転職回数が多い場合です。
質問内容
転職理由が多いのはなぜでしょうか?
回答例
転職回数が多いのは、それぞれの会社で自分なりに業務をやり切ったからです。
業務がつまらないから辞めるのではなく、それぞれの会社でベストを尽くし、実際に表彰された経験もあります。

「すぐに辞めるのではないか」と不安視されるため、転職理由に一貫性があることをアピールしましょう。
ブランクがある場合
4つ目は、ブランクがある場合です。
質問内容
仕事にブランクがあるのはなぜでしょうか?
仕事をしていない間は何をしていましたか?
回答例
前職では多忙だったため、体調を崩してしまったのが理由です。
ブランクの期間は、アルバイトで生計を立てていました。
現在は完治したので、業務上支障が出ることがありません。

ブランクが空いた理由は正直に話しましょう。
嘘をつくと解雇処分になる場合があり、再就職が困難になってしまいます。
転職者の年代別|よく聞かれる質問と回答
転職者の年代別でよく聞かれる質問と回答について解説していきます。
転職者の年代別|よく聞かれる質問と回答
- 第二新卒や20代の転職者
- 30代の転職者
- 女性の転職者
第二新卒や20代の転職者
まずは、第二新卒や20代の転職者の場合です。
質問内容
今回の転職理由は何ですか?
今の会社でもう少し働こうとは思わなかったのですか?
回答例
今の会社では、やり切ったので次のステップへ進むために転職を考えました。
前職ではコミュニケーション力の高さを評価してもらっており、実際にチームとして成果を残し社内で表彰された実績があります。
チームで成果をあげる環境で自分の力を発揮したいと思い、転職を決心しました。

自分の長所を混ぜて、仕事への積極性をアピールしましょう。
30代の転職者
続いて、30代の転職者の場合です。
質問内容
マネジメント経験やリーダーシップを発揮した経験はありますか?
回答例
はい。あります。
新規プロジェクトの立ち上げメンバーに選ばれ、プロジェクトリーダーとして無事リリースさせました。
ですので、チームで成果を上げることは得意分野です。

30代になると会社を引っ張っていけるかを見られるので、リーダーシップを発揮した経験を話せるようにしましょう。
女性の転職者
最後に、女性の転職者の場合です。
女性特有の質問をする企業はなくなっていますが、子育てに関する質問をされる場合はあります。
質問内容
- 結婚後も仕事は続ける予定はありますか
- 育児と仕事の両立についてどのように考えてますか
- 残業は対応可能ですか

あらかじめ質問される内容を想定して回答を用意しましょう。
転職の面接で面接官に好印象を残す!質問に対する回答のコツ
転職の面接で面接官に好印象を残す質問に対する回答のコツについて解説していきます。
転職の面接で面接官に好印象を残す!質問に対する回答のコツ
- 質問の型を理解する
- 回答の型を理解する
- 転職エージェントの面接対策を活用する
質問の型を理解する
まずは、質問の型を理解しましょう。

面接官が使用するのは、STAR質問です。
STAR質問では、大きく分けて4つのことを聞かれます。
STAR質問で聞かれること
- どのような状況か
- どのような課題があったか
- どのような行動をしたか
- どのような結果になったか
質問の流れを把握しておくことで、事前にされる質問が予測できます。
STAR質問に当てはめた場合の具体例
①状況:どのような目標設定があったか
↓
②課題:目標達成する上での課題は何か
↓
③行動:どのようにして目標達成したのか
↓
④結果:目標に対する成果はどうなったか

STAR質問を知っておくことで、1つ1つの質問に落ち着いて回答できます。
回答の型を理解する
続いては、回答の型を理解しましょう。

質問の回答に用いられるのは、PREP法です。
PERP法とは、相手に自分の意見を効果的に伝えるための手法です。
PERP法の流れ
- Point:結論
- Reason:理由
- Example:具体的
- Point:結論
冒頭に結論を伝え、理由・具体例を交えた上で最後に結論を伝える流れになります。
PERP法を使うことで、普段話が長いと言われる人であっても簡潔に伝えることができます。
PERP法に当てはめた場合の具体例
①結論:私の強みは、行動力があることです。
↓
②理由:なぜなら、年間契約本数でトップになったことがあるからです。
↓
③具体的:年間契約本数トップになり、年間1人だけが選ばれる社内表彰されました。
↓
④結論:社内表彰の実績からも、私の強みは行動力があることだと感じています。

慣れるまでは私生活の中で意識的に使ってみてください。
転職エージェントの面接対策を活用する
面接対策に不安を感じる場合には、転職エージェントの活用をオススメします。
転職エージェントでは、面接で質問される内容や業種に特化したアドバイスなどもおこなってくれます。
転職エージェントのメリット
- サポートが全て無料
- 一般公開されていない求人も紹介してくれる
- 人柄を企業側へ伝えてくれる
- 転職先との交渉をしてくれる
- キャリアに関する相談がしやすい
面接対策以外の面倒な準備もサポートしてくれるのは、転職が初めての人にとっては嬉しいですよね。
オススメのエージェント

相談のみでも無料で利用できるので、転職活動に関して相談してみましょう。
まとめ:転職の面接は事前に質問の回答を準備しておくことが大事
転職の面接は事前に質問の回答を準備しておくことが大事なことはわかったのではないでしょうか。
転職の面接では、さまざまな角度からの質問で人柄や会社とマッチするかを見られます。
自分の魅力を最大限アピールできる場は面接しかありません。
事前準備を怠り面接後に後悔しないためにも、面接で聞かれる内容を想定しあらかじめ回答を用意しましょう。
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