
毎日残業しんどい
定時で帰れたのって今年に入って数える程度しかない
さすがに毎日は残業したくない
このような悩みを解決していきます。

この記事を書いている僕も、2度の転職経験があります。
本記事の内容
- 残業に対するきつい、辛いの感じ方は人それぞれ変わってくる
- 残業がきついと言いながら無くならない理由
- 残業がきついと感じながら働き続けるリスク
- 残業がきつい現状から抜け出す方法
今回は残業がきついと感じながら働くリスクと解決法について解説していきます。

この記事を読むことで、残業に対する世の中の常識が分かりますよ。
Contents
残業に対するきつい、辛いの感じ方は人それぞれ変わってくる
残業に対するきつい、辛いの感じ方は人それぞれ変わってくるので、残業時間に対する考え方も変わりす。
ですが、残業は本来なくすべき習慣です。

すぐには改善が難しいにしても、組織単位で意識を変えていけば無くせる・減らせるはずです。
しかし、働く側が改善したい意識がなければ変えることは難しいでしょう。
まずは、残業に対する世の中の価値観を見ていきましょう。
残業に対する世の中の価値観
- 月の残業の許容範囲に対するリアルな声
- 実際に世の中の人が行っている残業時間
月の残業時間の許容範囲に対するリアルな声
月の残業時間に許容範囲に対するリアルな声を見ていきましょう。
月の残業時間に対する許容範囲のアンケート結果
- 1位 20時間~30時間未満 17.3%
- 2位 10時間~20時間未満 16.0%
- 3位 30時間~45時間未満 13.8%
- 4位 5時間未満 13.6%
- 5位 0時間 12.1%
- 6位 5時間~10時間未満 11.5%
- 7位 45時間~60時間未満 8.1%
- 8位 80時間以上 4.4%
- 9位 60時間~80時間未満 3.3%
(引用:どのくらいまで耐えられる? 残業時間の許容範囲を調査)
アンケート結果から見てわかる通り、「20時間未満を望んでいる人が70.5%」、45時間未満までとしても84.3%もの割合を占めています。
よって、多くの人が「1日当たり1~2時間が限度」としていることがわかります。

残業を意欲的に行っている人がいかに少ないかが一目瞭然です。
また、アンケート結果として、残業時間に対する意見もまとめてあったので、合わせてご紹介します。
残業時間0時間
- 基本的に残業なく働ける環境が望ましいと思う(男性/37歳/その他/IT関連技術職)
(引用:どのくらいまで耐えられる? 残業時間の許容範囲を調査)
残業時間5時間〜10時間未満
- 1ヵ月のうち、半分の日数を1時間残業すると合計10時間程度なので、それ以内におさえたい」(女性/36歳/ガラス・化学・石油/事務・企画・経営関連)
- 親が高齢で心配なので、これで精一杯」(女性/58歳/医療用機器・医療関連/専門サービス関連)
- 精神的に気を使う仕事なので、通常の勤務時間だけでヘトヘトになるし、精神的にも辛い」(女性/28歳/ソフトウェア・情報処理/営業関連)
- そもそも基本の勤務時間が9時間と長い」(男性/49歳/通信関連/営業関連)
- お給料のみで満足だが、職場の人が困るようなら少しは残業できる。しかし残業する体力に自信がないので、他の日に体調不良で休む方が迷惑をかけると思うので、5時間未満」(女性/38歳/百貨店/事務・企画・経営関連)
- 残業をしなければ終わらない状態は、自分の仕事のやり方が適切でないか、あるいは適切な仕事量を調整できていない管理者の責任」(女性/47歳/繊維/事務・企画・経営関連)
(引用:どのくらいまで耐えられる? 残業時間の許容範囲を調査)
残業時間10時間~20時間未満
- 会社で20時間までの残業を許容しているので、その範囲内であれば良いかなぁ(女性/32歳/銀行/事務・企画・経営関連)
- そもそも残業の有無ではなく、仕事を終わらせることに集中し、終わらなければ残業、終われば定時で帰るというスタイルで仕事をしています。無茶な納期などでなければ、集中して仕事をすれば、そんなに残業はないと思います(男性/37歳/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)
- ワークライフバランスを考慮すると、せいぜい一日1時間までだと思う(男性/44歳/その他電気・電子関連/IT関連技術職)
(引用:どのくらいまで耐えられる? 残業時間の許容範囲を調査)
残業時間20時間~30時間未満
- 1日1時間~2時間。残業しすぎても翌日の効率が落ちるだけ(男性/23歳/公益・特殊・独立行政法人/公共サービス関連)
- 月20日稼働として、1日1.5時間までが許容範囲と思う(男性/52歳/人材派遣・人材紹介/営業関連)
(引用:どのくらいまで耐えられる? 残業時間の許容範囲を調査)
残業時間30時間~45時間未満
- バブルの頃、150時間以上の残業が数カ月続き、身体を壊したことがある。就業時間だけを考えて現在の職場に転職した。限界は50時間です(男性/59歳/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
- 20日出勤で残業が毎日2時間を超えると、疲れが残ってきついと感じた(男性/39歳/ガラス・化学・石油/その他技術職)
(引用:どのくらいまで耐えられる? 残業時間の許容範囲を調査)
残業時間45時間~60時間未満
- これ以上だと、仕事から帰って寝るだけの生活になってしまいそう(男性/33歳/教育/専門職関連)
- 目覚めている時間の半分以上を実務に拘束されているのでは、反省する時間もイメージトレーニングする時間も充分とれないので非効率的。そればかりか健康を害する恐れもある(男性/53歳/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
(引用:どのくらいまで耐えられる? 残業時間の許容範囲を調査)
残業時間60時間~80時間未満
- 毎週土曜日出勤(8時間)×4日間=32時間と平日の残業をあわせて、合計72時間までなら家庭と仕事のバランスをギリギリとれる自信がある(男性/47歳/輸送用機器/事務・企画・経営関連)
(引用:どのくらいまで耐えられる? 残業時間の許容範囲を調査)
残業時間80時間以上
- 独身だし、特に早く帰りたいわけでもない。どうせ仕事するなら残業をして稼ぎたい(男性/45歳/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)
(引用:どのくらいまで耐えられる? 残業時間の許容範囲を調査)
人それぞれ役職や業務内容が違っていたとしても、ワークライフバランスを考えて残業を無くしたい・減らしたいとの考えがやはり多いようです。

アンケート結果からわかるように、ほとんどの社会人は残業があること自体をきついと感じています。
参考
実際に世の中の人が行っている残業時間
実際に世の中の社会人がどれだけ残業を行っているのかを見ていきましょう。
(引用:1日あたりの残業時間)
回答を見ていくと、30時間が最も多く、次に40時間になり3番目は20時間となっています。
3つの合計で約40%ほどを占めているため、平均すると1日あたり1~2時間程度であることがわかります。

先ほど見た残業時間と許容範囲と実際の残業時間が連動していることが分かりますね。
続いて、年齢・年収別の残業時間を見ていきましょう。
(引用:年齢・年収別の残業時間)
20代で見てみると、年収が500万円を超えてくると50時間を上回ってくることが分かります。
職場の最前線で活躍している人ほど、残業が多くなり給料も上がる傾向があります。
仕事に対する責任が多くなるほど、給料が上がる反面で会社に拘束される時間が長くなってしまうのは、切っても切り離せない関係のようです。

アンケート結果と比べてみて、今の待遇や環境が平均とどのくらいかけ離れているか確認してみましょう。
残業がきついと言いながら無くならない理由
残業がきついと言いながら無くならない理由について解説していきます。
残業がきついと言いながら無くならない理由
- 人手が常に足りない
- 残業を日常的に行う風潮が出来上がっている
- 生活のために意図的に残業をしている
人手が常に足りない
業務量に対して人手が常に足りていない場合には、残業がなくなることはないでしょう。
仕事があること自体は悪いことではありません。
ですか、対処できる範囲でなければ、「納期が守れない」「クオリティが下がる」などの理由からクライアントに迷惑がかかる可能性があります。
また、通常業務に追われていると、業務をこなすで精一杯で新しい人材を獲得しても教育まで手が回りません。
せっかく若手を採用しても、十分な研修やOJTを受けられないまま仕事を任せられてしまっては、早期退職の原因になります。

やっとの思い出採用した人手を教育まで手が回らないとの理由で失ってしまっては、今後状況が良くなる希望が見えません。
参考
残業を日常的に行う風潮が出来上がっている
普段から残業するのが当たり前になっているのは、日常的に残業をするのが風潮として出来上がってしまっているからです。
残業が日常化している環境では、定時で帰ることに罪悪感を感じ理由もなく定時後も会社に残っている人もいます。
特に、残業をしているのが先輩や上司だった場合、後輩である自分が帰ることで「陰口を言われているかも」「後日嫌がらせをされるかも」といった不安が発生します。
また、上司によっては「残業している=会社に貢献している」と考える人が、少なからずいます。
本来評価されるべき内容は、勤務時間ではなく売り上げや会社の利益であるはずです。
勤務時間で評価が変わるようであれば、そもそも会社としておかしな話です。

もしも上司や先輩の顔色が気になるのであれば、帰る前に「何か手伝うことはあるか」を聞いてから帰るようにしましょう。
参考
生活のために意図的に残業をしている
残業をしている人の中で、普段は暇そうにしているのに毎日残業している人を見たことがあるはずです。
残業をしている人の中には、仕事が忙しいからではなく残業代をより多くもらうためにあえて会社に残っている人がいます。
確かに残業代を払ってくれる会社であれば、会社に残れば残った分の残業代を余分にもらうことができるので、一時的には給料が上がったように見えます。
しかし、残業時間に見合った成果を残せていなければ「ただの仕事ができない人」として認識され、人事評価ではマイナスな評価をされます。
人事評価でマイナスな評価をされてしまえば、ボーナスや昇給・昇格にも当然影響するので、結果的には自分で自分の首を閉めることになってしまうでしょう。
また、生活のための残業をしている場合には、会社に残っている時間に本当に仕事をしているわけではないので、残っている時間が自分の糧になることはありません。

生活費のためにしている残業は、長期的に見てキャリアアップを目指した方が賢い選択です。
参考
残業がきついと感じながら働き続けるリスク
残業がきついと感じながら働き続けるリスクについて解説していきます。
残業がきついと感じるまま働き続けるリスク
- 蓄積された疲労やストレスがトラブル発生の原因になる
- 仕事に対するモチベーションが保てなくなる
- うつ病などの精神病を発症する
蓄積された疲労やストレスがトラブル発生の原因になる
残業が続き日々の疲労やストレスから解放される機会がないと、蓄積された疲労やストレスを抱えながら働くことになります。
蓄積された疲労やストレスを抱えたままだと、注意力が散漫になり普段ならしないようなケアレスミスを引き起こす原因になります。
余計なミスが発生することによって、余計な仕事が増え職場の雰囲気が悪くなることに繋がり、会社に居辛くなってしまうでしょう。
また、働きすぎによるストレスによって、些細なことに敏感になりイライラしやすくなります。
相手の些細な言葉遣いに対しても敏感になり、普段なら聞き流せる冗談などもまともに受け止めてしまいます。
ストレスによって敏感になることは、精神的に受けるダメージを大きくさせるため、情緒が不安定になりがちです。

働き続けることによって心身ともにダメージを受け続けるため、適度な休息が大切になってきます。
参考
仕事に対するモチベーションが保てなくなる
残業が多いと会社にいる時間が長くなり、次第に会社に行くことが嫌になっていきます。
もちろん仕事だと割り切って働いているわけですが、プライベートの時間を削ってまで働くことにはさすがに限度があります。
「なんでここまでして働かなきゃいけないんだろう」と働くことに疑問を感じることもあるでしょう。
働きすぎることで、最終的には言われたことを最低限こなすロボットのようになってしまいます。
仕事に対して自分の考えや目的もないまま働き続けることは、苦痛でしかありません。

働くことを続けられなくなる前に、自分にとって仕事とは何かをもう一度思い返してみてください。
参考
うつ病などの精神病を発症する
働きすぎることは、健康面でも悪影響を及ぼします。
働きすぎによる疲労やストレスを感じる機会が少ないかもしれませんが、間違いなく心と体を蝕んでいっています。
特に気の休まる瞬間がないくらい働いている人であれば、自分の体調について気にする余裕すらないでしょう。
自覚していないまま病気になっている場合には、発見が遅れ取り返しのつかない事態に陥ってしまいます。
また、精神面でもうつ病など心の病気になってしまい、社会人として復帰するのが難しい状況に陥ってしまうこともあります。
周囲の目が気になるとしても、自分の体と心を守れるのは自分だけです。
後になって「あの時もっと健康状態に気をつけていれば」とならないように、今からできることをやっておく必要があります。

健康であれば新しい環境で再スタートできるチャンスがあるので、今の環境にこだわり続ける必要はありません。
参考
残業がきつい現状から抜け出す方法
残業がきつい現状から抜け出す方法について解説していきます。
残業がきつい現状から抜け出す方法
- 業務量の調整や社内異動を打診する
- 周囲の目を気にせず定時で帰る
- 残業の少ない会社へ転職する
業務量の調整や社内異動を打診する
まずは残業を減らす・しないために、今抱えている業務量を見直したり、配置転換を相談しましょう。
特に業務量に偏りがあって、仕事をしている人としていない人が発生している環境であれば、改善の余地があります。
中には、業務内容が対応できるレベルの人がいないことで業務量が偏っている状況にいる人もいるかもしれません。
しかし、現状業務の偏りがあり、対応できる人が限られている状況を会社に把握させることが、状況改善の一歩になります。
会社にとっても社員の能力が上がることはプラス要素なので、遠慮せずに相談しましょう。

「仕事が多くて大変だから」より「会社としてのレベルの底上げ」だと言えば印象も悪くなりにくいあでしょう。
参考
周囲の目を気にせず定時で帰る
いくら環境を変えようとしても、自分だけで職場全体を変えることは正直難しいです。
なので、まずは自分だけでも定時で帰れるようにスケジュールを調整しましょう。
とは言っても、周囲の目が気になってなかなか帰れない現状があるかもしれません。
しかし、今の残業時間がきついなら、自分が行動しなければ現状を変えることはできません。
「誰かが声をあげて変えてくれる」と思っているのは、周囲の人たちも同じだからです。
率先して定時で帰ることによって、周囲に定時で帰ることは悪いことではないと再認識させることができます。
定時で帰れる雰囲気を作ることで、残業をすることに違和感を感じ始め、残業時間を減らそうと一人一人が仕事をする環境に変えていくことができます。

最初の一人目になることは怖いかもしれませんが、本気で残業を減らしたい・なくしたら勇気を持って行動するしかありません。
参考
残業の少ない会社へ転職する
残業をなくそう・減らそうと努力をしても全く改善されない場合には、残業の少ない環境にいくしかありません。
仮にいつか残業に対する考え方が変わることを期待したところで、自分が今の会社にいるうちに改善される保証はないです。
不確かな希望を信じて働き続けるより、確実な方法を選択しましょう。
とは言っても「残業の少ない職場ってどうやって選ぶか分からない」といった人もいるはずです。
自分だけでは見極められないのであれば、転職のプロに相談しましょう。
転職のプロである転職エージェントでは、企業選びから内定後の交渉まで全てを無料でサポートしてくれます。

応募書類の添削から面接対策までも無料でサポートしてくれるので、初めて転職する人はぜひ利用してみてください。
参考
転職エージェントについて詳しく解説しているので、チェックして見てください。
転職エージェントを複数利用するメリットと注意点!活用方法も解説
転職するなら転職エージェントの利用は必須!正しい選び方を徹底解説
まとめ:残業がきついなら今の職場に無理して居続ける必要はない
残業がきついなら今の職場に無理して居続ける必要はないです。
残業時間に対するきつさの度合いは人によってさまざまなので、一概に40時間を超えるまではきつくないとは言えません。
自分の働き方や生活サイクルに合わせて、働く環境を変えることは充実した生活を送る上で賢い選択です。
また、長時間の残業をすることは全く偉くありません。
大切なのは、働き続けることができる環境であるかです。
周囲の目を気にして我慢し続けて体調を崩す前に、勇気を出して行動を起こしましょう。
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