
第二新卒に当てはまるのはどんな人なのか
第二新卒で転職するメリットはあるのか
どうしたら転職がうまくいくのか
このような悩みを解決していきます。

この記事を書いている僕も、2度の転職経験があります。
本記事の内容
- 第二新卒とは?当てはまる条件や期限まで解説
- 第二新卒で転職を考える人によくある転職理由
- 転職市場における第二新卒の扱い
- 第二新卒の転職を成功させる7つのコツ
今回は第二新卒の定義から転職市場の状況について解説していきます。

この記事を読むことで、第二新卒の定義と転職を成功させるコツが分かりますよ。
Contents
第二新卒とは?当てはまる条件や期限まで解説
まず、第二新卒とは何か、当てはまる条件や期限について見ていきましょう。

第二新卒とは、「学校を卒業してから3年以内の人」のことを指します。
第二新卒とは、学校を卒業して企業に就職してから数年で転職を希望する若手のこと。
明確な定義はありませんが、勤続年数1~3年の層を指すことが多いようです。
厚生労働省が公表している「新規学卒者の離職状況」によると、大学卒の3年以内離職率は30%前後で推移しており、この傾向は30年近く変わっていません。
第二新卒は採用区分で考えると中途採用に該当しますが、社会経験や年齢では新卒者に近いことから、多くの企業が一般的な中途採用とは区別して採用を行っています。(引用:第二新卒とは)
学校卒業後3年以内となると、大卒の場合25歳前後が対象です。
採用区分が第二新卒の場合は中途採用になる点が、新卒との違いになります。

続いて、第二新卒の詳しい特徴について解説していきます。
第二新卒の特徴
- 第二新卒と新卒・既卒の違い
- 第二新卒で転職するメリット
- 第二新卒で転職するデメリット
第二新卒と新卒・既卒の違い
まずは、第二新卒と新卒の違いです。
新卒は、学校を卒業したばかりで就職予定のある人のことを指します。
第二新卒の場合には経験値が少ない新卒よりも、社会人経験がある分転職に有利です。
第二新卒と新卒の違い
- 社会人経験の有無

続いて、第二新卒と既卒の違いです。
既卒とは、学校卒業後に正規雇用経験がない人のことを指します。
第二新卒と同様に学校卒業後に就職経験はあるものの、正規雇用の経験がある分第二新卒の方が転職に有利です。
第二新卒と既卒の違い
- 正規雇用された経験の有無

既卒の場合には、「なぜ正規雇用で就活をしなかったのか」と疑問視されてしまいます。
第二新卒で転職するメリット
続いて、第二新卒で転職するメリットを見ていきましょう。
第二新卒で転職するメリット
- 自分のやりたいこと・興味のあることに挑戦できる
- 労働条件を改善するチャンスある
- 不採用になった企業に入社できるチャンスがある
第二新卒として再度就職先を探すことで、就活で諦めた業種へ再度挑戦する機会が生まれます。
業種だけでなく、より良い労働環境の職場へいくことも可能です。
働きやすい環境を求めた転職がしやすいのは、第二新卒の特権です。

未経験であっても企業側の条件とマッチすれば、採用される可能性は大いにあります。
第二新卒で転職するデメリット
次に、第二新卒で転職するデメリットについて見ていきましょう。
第二新卒で転職するデメリット
- エントリーできる求人が限定的
- すぐに会社を辞める人だと思われる
- 新卒ほど手厚く教育されない
やはり短期での離職に対するネガティブなイメージを拭うことは難しいでしょう。
また、第二新卒の場合にはビジネスマナーが身についていることが前提の採用になります。
なので、新卒と同様に手厚く研修を受けることが難しいため、あらかじめ身につけておく必要があります。

昇進においても新卒が優遇されやすいことを覚えておきましょう。
第二新卒で転職を考える人によくある転職理由
第二新卒で転職を考える人によくある転職理由について解説していきます。
転職理由の中でよく挙げられるものをピックアップしました。
第二新卒で転職を考える人によくある転職理由
- 人間関係がよくない
- 入社前の話と業務内容が違う
- 職場の雰囲気に馴染めない
- もともとやりたい仕事ではなかった
- 残業が多くプライベートの時間が確保できない
- 社員教育の体制が整っていない
- 福利厚生や待遇面に不満がある
- 仕事のやりがいを感じない
- パワハラ・モラハラを受けている
転職理由には、「職場に対する不満」から「仕事内容への物足りなさ」などさまざまな理由があります。

中でもハラスメントを受けている場合には、早急な転職が必要です。
精神的なストレスから心身へ悪影響を及ぼす可能性があります。
場合によっては、長い社会人生活に大きな支障をきたす場合があるので、早めに行動を起こしてください。

続いて、第二新卒が転職市場でどのような扱いなのか見ていきましょう。
転職市場における第二新卒の扱い
転職市場における第二新卒の扱いについて解説していきます。
まずは、第二新卒採用に対する企業側の考えを見ていきましょう。
全体の約60%もの企業が、第二新卒の採用を積極的に考えていることがわかります。
若手の人材を確保したいのは、中小企業やベンチャー企業だけでなく、大手企業も同様です。
企業規模に問わず第二新卒の採用を行うことには、企業側に採用するメリットがあるからです。
第二新卒を採用するメリット
- 企業の風土に馴染みやすい
- 教育コストの削減
目立ったスキルや経歴はないものの、教育次第では企業の戦力になることが期待できます。
また、新卒とは違い社会人を経験し基本的なビジネススキルが身についていることは、企業にとって大きな魅力です。

第二新卒は即戦力採用ではないからこそ、採用されやすいうちに挑戦したい業種へ転職しておきましょう。
参考
第二新卒の転職を成功させる7つのコツ
第二新卒の転職を成功させる7つのコツについて解説していきます。
第二新卒の転職を成功させる7つのコツ
- 転職活動の全体像を把握する
- 転職理由を明確にする
- 自己分析を行う
- 自分ができることを素直に書く
- 第二新卒が見られるポイントを理解する
- 転職先が決まるまで退職しない
- 転職エージェントを利用する
転職活動の全体像を把握する
1つ目は、転職活動の全体像を把握することです。
まずは、転職活動の流れや必要日数を理解しましょう。
正しく流れを理解していないと、退職日の交渉や入社日の調整でトラブルが起きてしまいます。

転職活動には、平均2~3ヶ月程度かかると認識しておきましょう。
参考
転職理由を明確にする
2つ目は、転職理由を明確にすることです。
企業側は、転職理由を通して「前職への不満」や「個人の価値観」などをチェックしていきます。
また、転職理由がフワッとしていると、同様の悩みや不満からすぐ辞めてしまいます。
自分の中で「なぜ退職したいのか」「どのような条件であれば働きやすいのか」などを整理しましょう。

不満を明確にすることで、転職に求めることが分かりミスマッチを防ぐことができます。
参考
自己分析を行う
3つ目は、自己分析を行うことです。
比較的転職しやすい第二新卒の時期だからこそ、自分のキャリアプランを明確にする必要があります。
自己分析を疎かにしてしまうと、自分に合わない職場を選ぶことになります。
また、職場の雰囲気や社風と合わなくなることもあるので、徹底的に分析しましょう。
自己分析を徹底することで、面接時の自己PRや転職理由の質が上がり他の応募者と差をつけることができます。

内定獲得率を上げるためにも、手を抜かず自己分析の時間を確保してください。
参考
自分ができることを素直に書く
4つ目は、自分ができることを素直に書くことです。
内定が欲しいからといって、自分のスキルや経験を過剰に盛ってはいけません。
出来もしないことを応募書類に書いたり面接で話すことはNGです。
また、自分を高く評価しすぎることも、結果的に自分を苦しめてしまうため謙虚な姿勢で転職活動に臨みましょう。

「自分は何ができるのか」を一旦全て書き出し整理してみてください。
第二新卒が見られるポイントを理解する
5つ目は、第二新卒が見られるポイントを理解することです。
第二新卒が見られるポイント
- 仕事への熱意ややる気はあるか
- 前職の経験を活かせるか
- 社会人として基本的なマナーは身についているか
採用担当者が見ているポイントを理解した上で、的確にアピールしましょう。
また、「企業側がどのような人材を求めているか」をあらかじめ調べておくことも大切です。
企業HPだけでなく業界への理解まで行っておくと、採用担当者に刺さるアピールができます。

企業への理解を深めて面接に臨むことは、ビジネスマナーにおいても基本的なことです。
参考
転職先が決まるまで退職しない
6つ目は、転職先が決まるまで退職しないことです。
先に退職してしまうと、収入源がなくなり金銭面のストレスがかかることから焦って転職先を決めてしまいます。
「どこでもいいからとりあえず内定が欲しい」といった考えでは、入社後に後悔してしまうでしょう。
生活を安定させることで、転職活動に集中できます。

転職活動に集中できる環境に身を置き、余計なストレスを感じないようにしましょう。
参考
転職エージェントを利用する
7つ目は、転職エージェントを利用することです。
初めての転職でまして第二新卒の場合には、転職のプロに相談することをオススメします。
応募書類の書き方や面接対策など、自分だけでは思うように進みません。
企業側に良い印象を残すための面接対策となれば、より自分だけの力では難しいでしょう。
転職エージェントでは、企業との関わりがあるため採用担当者に刺さる回答をアドバイスしてくれます。
転職エージェントの手厚いサポート
- 転職に関する相談にのってくれる
- 希望の条件に沿って求人を紹介してくれる
- 履歴書・職務経歴書の添削や面接対策をしてくれる
- 面接日程の調整までお任せできる
- 転職先との給料や入社日の交渉もしてくれる
また、転職に関する手厚いサポートを無料で受けられるため、利用しない手はありません。

事前に正しい転職エージェントの利用法を把握しておきましょう。
参考
転職エージェントの正しい利用方法について詳しく解説しているので、チェックして見てください。
転職エージェントを複数利用するメリットと注意点!活用方法も解説
転職するなら転職エージェントの利用は必須!正しい選び方を徹底解説
まとめ:第二新卒は新しい挑戦をするチャンス
第二新卒は新しい挑戦をするチャンスです。
若手人材の確保はどの企業にとっても課題となるため、第二新卒でも転職するチャンスがあります。
また、第二新卒は他の20代より実績面の比重が大きくないため、未経験の業種へキャリアチェンジすることも可能です。
就活がうまく行かなかった人でも、今から自分のキャリアプランを見直して見ましょう。
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