
失業保険てどうやってもらうのか
どれくらいの手当がもらえるのか
嘘をついて申請してもバレないのか
このような悩みを解決していきます。

この記事を書いている僕も、2度の転職経験があります。
本記事の内容
- 失業保険をもらうために必要な条件
- 失業保険で受給できる金額の計算方法
- 失業保険を受給するまでの手続きの流れ
- 失業保険の受給額で損しないコツ
- 失業保険を受給する時の注意点
今回は失業保険を受給するまでの手続きの流れについて解説していきます。

この記事を読むことで、自分がどれくらい失業保険でもらえるのかが分かりますよ。
Contents
失業保険をもらうために必要な条件
失業保険をもらうために必要な条件を満たしていなければいけません。
失業保険をもらうために必要な条件
- 就職する能力・意思があること
- 求職活動を行なっていること
- 過去2年のうち12ヶ月以上雇用保険の被保険者であること
基本的に、失業保険とは仕事をしたくても見つからない人を救済するための制度です。
なので、働く気がなくお金だけ欲しい人は失業保険の受給対象から外れます。
受給に必要な条件を1つでも満たしていないと、失業保険はもらえません。

自分は条件を全て満たしているか確認してみてください。
失業保険で受給できる金額の計算方法
失業保険で受給できる金額の計算方法について解説していきます。
失業保険として支払われる金額は、「退職前の6ヶ月間もらっていた給料を180で割った金額」に50~80%掛けた金額になります。
1日あたりに支払われる金額の上限も年齢別に決まっています。
1日あたりに支払われる金額の上限
- 30歳未満:6,760円
- 30歳以上45歳未満:7,510円
- 45歳以上60歳未満:8,265円
- 60歳以上65歳未満:7,096円
また、雇用保険に加入していた期間によって失業保険の受給期間が異なります。
自己都合で退職した場合
まずは、自己都合で退職した場合の受給期間を見ていきましょう。

自己都合の退職の場合は、年齢に問わず雇用保険に加入していた期間で受給期間が決まります。
会社都合で退職した場合
続いて、会社都合で退職した場合の受給期間を見ていきましょう。

離職時の年齢別で受給期間の内訳はこちらのようになります。

会社都合の場合は、雇用保険の加入期間や年齢によって受給期間は大きく異なります。
失業保険を受給するまでの手続きの流れ
失業保険を受給するまでの手続きの流れについて解説していきます。
失業保険を受給するまでの手続きの流れ
- 失業保険の申請に必要な書類を準備
- ハローワークで手続き
- 雇用保険受給説明会に出席
- 1回目の失業認定日に出席
- 2回目の失業認定日に出席
- 失業保険の受給
失業保険の申請に必要な書類を準備
まずは、失業保険の申請に必要な書類を準備をしましょう。
失業保険の申請に必要な書類
- 雇用保険被保険者証
- 離職票
離職票は退職後に、会社側からもらえる書類です。
退職から2週間経ってももらえない場合には、会社に問い合わせてください。
また、離職票に記載されている内容が正しくないと、失業保険を満額受給できなくなります。

正しく受給するためにも、内容に間違いがないか確認しましょう。
ハローワークで手続き
続いて、ハローワークでの手続きです。
手続きに必要な持ち物を忘れないようにしましょう。
失業保険の手続きに必要な持ち物
- 離職票
- 雇用保険被保険者証
- 顔写真
- 身分証明書
- 預金通帳
- 印鑑
失業保険と求職の申し込みは、最寄りのハローワークで手続きできます。
求職の申し込み後7日間は待機期間になります。

待機期間中はアルバイトもNGなので注意しましょう。
雇用保険受給説明会に出席
手続きが終わったら、雇用保険受給説明会に出席をしましょう。
雇用保険受給説明会では、雇用保険の内容や今後のスケジュールに関する説明を受けられます。
説明会への参加は求職申し込みから10日前後なので、予定を開けておきましょう。
説明会に参加すれば失業保険を受けるために必要な「失業認定申請書」と「雇用保険受給資格者証」が貰えます。

説明会へ参加すると、1回目の失業認定日が指定されます。
1回目の失業認定日に出席
説明会終了後に指定される1回目の失業認定日に出席しましょう。

失業認定日は、「本当に失業しているか確認する日」を指します。
1回目の認定日は、申し込みから4週間前後になります。
失業認定日には、説明会で受け取った失業認定申請書に今までの就職活動の状況を記載しましょう。

1回目の失業認定日に出席すると、2回目の日付を指定されます。
2回目の失業認定日に出席
1回目の失業認定日に出席した後は、2回目の失業認定日に出席しましょう。
2回目の失業認定日は、求職申し込みから3ヶ月前後です。

2回目の失業認定日には、1回目同様失業認定申請へ就職活動の状況を記載しましょう。
失業保険の受給
2度の失業認定日へ出席したら、いよいよ失業保険の受給です。
2回目の失業認定日から7日前後で、指定した口座へ失業保険が振り込まれます。
2回目の以降の振り込みは、1回目の振り込みから4週間に1回のペースで失業認定日を指定されます。
指定された失業認定日に出席後は、7日前後で失業保険が振り込まれるサイクルの繰り返しです。

失業保険が受給されるようになっても、定期的ハローワークに行く必要あることを覚えておきましょう。
失業保険の受給額で損しないコツ
失業保険の受給額で損しないコツについて解説していきます。
失業保険の受給額で損しないコツ
- 退職前の6ヶ月間の給料を増やす
- 公共職業訓練を利用する
- 退職を会社都合にできないか確認する
退職前の6ヶ月間の給料を増やす
1つ目は、退職前の6ヶ月間の給料を増やすことです。
失業保険の日額賃金は、退職前の6ヶ月間の平均賃金で計算されます。
なので、時間外手当や休日出勤手当などでできるだけ給料を増やしましょう。
いきなり昇進して大幅アップは現実的に難しいので、できる範囲内で給料を増やす努力が大切です。

失業保険の日額賃金のために残業代を増やすことはよくある話です。
公共職業訓練を利用する
2つ目は、公共職業訓練を利用することです。
公共職業訓練を利用すると、失業保険の受給期間を伸ばすことができます。
他にも「無料で知識やスキルを身につけられる」「必要な手続きは職業訓練校が代行してくれる」などのメリットがあります。

再就職先を見つけるまでの時間を有意義に使うためにも、職業訓練を利用しましょう。
退職を会社都合にできないか確認する
3つ目は、退職を会社都合にできないか確認することです。
会社都合の場合には、自己都合と比べて失業保険の受給期間が長くなります。
もともと自己都合で退職していても、会社都合になる場合があるので確認してみましょう。
会社都合になる可能性があるケース
- 残業が多すぎる
- 給料が未払い
- パワハラやセクハラがあった
- 会社の業務内容が法令違反をしていた
- 会社が長期休業していた
- 労働契約書の更新がなかった

心当たりがある場合は、最寄りのハローワークへ相談してください。
失業保険を受給する時の注意点
失業保険を受給する時の注意点について解説していきます。
失業保険を受給する時の注意点
- 求職の申し込みの曜日を注意
- 求職活動の実績を注意
- 失業保険受給中のアルバイトを注意
- 申請内容を注意
求職の申し込みの曜日を注意
1つ目は、求職の申し込みの曜日を注意しましょう。
先ほどもお伝えしたように、失業保険をもらう続けるためには失業認定日に出席しなければいけません。
求職も申し込んだ日が失業認定日になり、失業認定日に必ずハローワークに行く必要があります。

自分の予定を確認し、都合のつきやすい曜日も求職の申し込みをしましょう。
求職活動の実績を注意
2つ目は、求職活動の実績を注意しましょう。
失業認定日に失業認定申請書へ就職活動の状況を記載しなければいけません。
求職活動の実績となること
- ハローワークで求職に関するカウンセリング
- ハローワーク主催のセミナーに参加
- 実際の求人に応募

何も活動をしていないと、失業保険の受給に支障が出ます。
失業保険受給中のアルバイトを注意
3つ目は、失業保険受給中のアルバイトを注意しましょう。
雇用保険の加入条件を満たしてしまうと、失業保険がもらえなくなります。
雇用保険の加入条件
- 1週間の就労時間が20時間以上
- 雇用期間が31日以上

失業保険をもらうためにアルバイトのシフトの調整など対策を忘れずにしましょう。
申請内容を注意
4つ目は、申請内容を注意しましょう。
失業保険をもらうために、「就職活動の実績で嘘をつく」「働いているのに正確に申告しない」など虚偽の内容で申請するのは当然NG。
虚偽の申告がバレると、失業保険の受給がストップするだけでなく受給した金額分の返金を求められる場合があります。

嘘をつくと自分を苦しめること繋がるので、正直に事実だけを記載して失業保険の申請をしてください。
まとめ:失業保険の制度に対する理解を深めて賢く受給しましょう
失業保険の制度に対する理解を深めて賢く受給しましょう。
予備知識なしだと、本来もらえていた金額よりも大幅に少なくなってしまいます。
正しく失業保険という制度を理解し、心に余裕を持って転職活動に集中しましょう。
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